こうち暮らしの楽校による「餅は餅屋」
コラボレーション商品開発・販路開拓

こうち暮らしの楽校では、生産者と販売者・消費者・専門家とのコラボレーションにより、新しい価値・可能性を生み出す「つなぎ役」として商品開発・販路開拓のお手伝いをしています。お客様に商品や作り手の思いを届けるためには、どのプロセスも重要で欠けてはいけません。「三人寄れば文殊の知恵」「餅は餅屋」の精神で、適切な判断・選択が出来るよう、人脈と専門性の向上に努めています。まずは、じっくり話を聞きながら事業計画・商品企画の立案、その後、具体的な商品の開発指導、売り場づくり・情報発信など、実践・検証・改善を繰り返しながら、商品または企業にお客さん(ファン)が付き、繰り返し売れる・訪れる状態になるまで、とことんお付き合いして、思いを形にしていきます。

例:地域産品における商品開発プロセス(弊社支援内容)

1.準備段階:資源の掘り起こしと可能性の検討

ステップ1:地域資源調査

  • (1)事業目的・目標の確認
  • (2)企業理念、強み・弱みの整理
  • (3)活用できる素材の把握
  • (4)商品アイディアの探索
  • (5)地域内の製造条件(人材・設備)の確認

2.計画段階:新商品の開発計画の策定

ステップ2:市場調査

  • (1)市場・売り場・消費トレンドの確認(市場関係者とのコラボ)
  • (2)想定される販売チャネルの想定
  • (3)素材別類似商品の調査
  • (4)商品ジャンルの方向性の検討

ステップ3:商品企画設計

  • (1)メイン素材・その他原料の決定(生産者とのコラボ)
  • (2)商品カテゴリーの決定
  • (3)市場・ターゲットの設定
  • (4)製造方法・製造委託先の決定(加工業とのコラボ)
  • (5)製造者の営業許可・製造場所の確認(衛生・品質管理チェック)
  • (6)原料調達・製造工程の検討
  • (7)容器包装の形態の検討(包装資材事業者とのコラボ)
  • (8)商品企画書の作成

3.試作段階:試作・試作品の評価

ステップ4:試作・試作品の評価

  • (1)企画書に基づいた商品のレシピ開発(料理人とのコラボ)
  • (2)企画書・レシピに基づいた商品の試作依頼(加工業とのコラボ)
  • (3)食味・使用性・保存性・製造工程・コスト評価
  • (4)量目・容器包装形態の改善・決定(包装資材事業者とのコラボ)
  • (5)製造上・販売上の問題点の確認・改善

ステップ5:食品表示・パッケージデザイン

  • (1)ネーミングの考案
  • (2)訴求コメント・キャッチフレーズの考案
  • (3)イラストレーション(デザイナーとのコラボ)
  • (4)裏ラベル・一括表示の作成
  • (5)リサイクル・アレルギー表示
  • (6)JANコード取得

ステップ6:品質保証の確認

  • (1)賞味期限設定のための保存試験・菌検査(検査センター)
  • (2)訴求のための成分分析・根拠資料作成(検査センター)
  • (3)食品表示の検査・修正(食品表示検査機関)

ステップ7:量産試作の実施

  • (1)製造仕様書(生産フロー)の作成
  • (2)原料・委託製造発注
  • (3)製造コストの把握・原価計算
  • (4)商品企画書の作成(商品基本情報)
  • (5)配合仕様書の作成(原料割合・仕入れ先・アレルギー原料チェック)
  • (6)市場関係者・第3者消費者による評価(バイヤー・消費者とのコラボ)
  • (7)商品企画の見直し・改善
  • (8)販売価格・卸価格の設定
  • (9)ロット・ダンボール規格の決定(包装資材事業者とのコラボ)

4.販売段階:販路開拓及び売り場デザイン

ステップ8:販路の決定

  • (1)開拓先のターゲット設定(情報収集)(消費者とのコラボ)
  • (2)開拓先の売り場・客層・競合品の把握(現地視察)
  • (3)開拓先の絞り込み(現場・企業・担当者確認)
  • (4)自社独自の販売方法・情報発信の構築(専門家とのコラボ)

ステップ9:開拓先向け商品提案書の作成

  • (1)食シーン・食べ方提案(料理人・消費者とのコラボ)
  • (2)商品カルテの作成(商品情報・会社情報)

ステップ10:販路開拓

  • (1)販売先への提案・アポ
  • (2)営業・商談(商談会・展示会・個別営業)
  • (3)物流・帳合先(口座取引先)の決定(卸事業者とのコラボ)
  • (4)販売企画の提案(旬・行事・組み合わせ・催事)
  • (5)PR素材(POP・チラシ等)の制作(デザイナーとのコラボ)
  • (6)初回販売プロモーションの展開(店頭PR・試食)(小売店とのコラボ)

ステップ11:販売開始・本格生産

  • (1)製品の検品体制整備(食味・計量・包装・ラベル)
  • (2)納期厳守・出荷確認・到着時の荷物確認(輸送業者とのコラボ)
  • (3)販売先の評価・販売データーの分析(小売店とのコラボ)
  • (4)クレーム・改善点等の情報収集(全取引先とのコラボ)
  • (5)店頭・売り場デザイン、訴求方法の改善(デザイナーとのコラボ)
  • (6)商品コンセプトの検証・改善
    *(4)で軽微な欠陥が見つかれば速やかに改善する。もしも重大な欠陥が見つかった場合、直ちに販売を中断させる。
  • (7)ロングセラー商品を目指してPDCAサイクル展開(常に改善・進化)
    *知的財産権(特許・商標)についても可能な限り取得する。